シリーズ ポストコロナ社会を考える—変わるもの,変わらないもの
医療機関の就労支援を継続するために—コロナ禍で模索した1年間の取り組み
峯尾 舞
1
Mai Mineo
1
1北原国際病院
pp.1048-1049
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202669
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はじめに:復職の見通しが立たない現実
新型コロナウイルス感染症(以下,COVID-19)の爆発的な流行により,世の中のあらゆる業種でオンラインによるやり取りが推奨され,3密を防ぐ方策がとられた.多くの企業が在宅勤務を導入し,このような変化は「通勤」が難しい対象者にとって就労の可能性を広げるチャンスにも思えたが,実際には企業の業績悪化により雇用継続すら危ぶまれる厳しい事態になり,ある対象者は復職を予定していたにもかかわらず見通しが立たなくなった.
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