Japanese
English
研究
要介護女性高齢者の認知機能低下と金銭支払い能力との関係
Relationship between the cognitive dysfunction and the cash payment skills of female elderly people requiring geriatric health services
小枝 周平
1
,
手塚 千尋
2
,
對馬 景子
3
,
工藤 洋子
3
,
佐藤 ちひろ
1
,
山田 順子
1
Shuhei Koeda
1
,
Chihiro Tezuka
2
,
Keiko Tsushima
3
,
Yoko Kudo
3
,
Chihiro Sato
1
,
Junko Yamada
1
1弘前大学大学院
2青森厚生病院
3介護老人保健施設ケアセンター弘前
キーワード:
要介護高齢者
,
認知機能
,
金銭操作
Keyword:
要介護高齢者
,
認知機能
,
金銭操作
pp.603-610
発行日 2021年6月15日
Published Date 2021/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202550
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Abstract:金銭管理能力は高齢者の自立を左右する能力である.本研究では,要介護女性高齢者30名に対して,認知機能低下によって生じる金銭支払い能力の特徴を調査した.その結果,認知機能が低下している者ほど,使用する金銭の種類が多くなると,金銭の計算や支払いの際に,金銭の誤認による間違いが生じることが多くなった.要介護高齢者の金銭支払いは,加齢に伴う前頭葉機能,特に注意配分機能の低下との関係が考えられ,高齢者の金銭管理能力の評価には注意機能の評価の重要性が示唆された.
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