連載 遠隔地教育のススメ・第1回【新連載】
ICTで地理的制約を超える—地方における卒後教育の現状と遠隔地教育
平城 修吾
1
Shugo Hiragi
1
1大島保養院
pp.266-270
発行日 2020年3月15日
Published Date 2020/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001202033
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はじめに
情報通信技術(information and communication technology:ICT)の発展に伴って学習形態が大きく変化しており,教育分野ではICTを用いた学習方法が数多く報告されている1).作業療法分野においても卒後教育の新たなかたちとして,web会議ツールやsocial networking service(SNS)を用いた取り組みが増加しつつある.ICTを用いた卒後教育は,地理的な制約がある地方在住者や子育て中等,さまざまなライフスタイルのOTにとって,学習機会の増加,効率的な学習を提供する可能性がある.本連載では,筆者が実践しているICTを用いた遠隔地教育を紹介し,住んでいる場所やライフスタイルに関係なく学習できる可能性について,3回にわたって提案したい.
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