ふぉーらむ
食事と会話を中心とした高齢者健康支援「地域コミュニティ再生ビジネス」
三村 和礼
1
1株式会社アクティブ・ライフ・サポート
pp.560-561
発行日 2018年6月15日
Published Date 2018/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001201316
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起業に至った思い
2015年(平成27年)7月,筆者は北九州市にあるUR金田一丁目団地内に手づくり惣菜店「団らん処 和菜屋」(個人事業主)を開業した.翌年12月には,株式会社アクティブ・ライフ・サポートを設立し,2017年(平成29年)5月に同団地内に地域密着型通所介護事業「デイサービス和才屋」を開業,現在に至る.
筆者はもともと,病院で高齢者の社会復帰支援にもかかわるOTであった.当時,日々の業務の中で,特に都市部の独居高齢者に「食事」と「社会的孤立」の問題を感じるケースが多かった.高齢者の栄養状態は65歳以上で16.7%,80歳を超えると20%以上が低栄養状態であるという報告1)がある.また,独居高齢者は他人と話す機会が「2〜3日に1回以下」という割合が,男性50%,女性37.2%という報告2)もある.
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