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Key Questions
Q1:障害者の雇用状況はどうなっているか?
Q2:職業安定行政としての課題は何か?
Q3:障害者の雇用対策はどのように進められるか?
はじめに
当ハローワークたつのは,兵庫県の南西部,岡山県との県境に接し,たつの市,宍粟市,相生市,赤穂市,上郡町,佐用町,姫路市安富町を相生・赤穂の2出張所と共に管轄します.その面積は1,604.96km2で全県の19%,人口は24万1,493人で全県の4.4%〔ともに2014年(平成26年)6月末日現在〕となっています.
このうちのたつの(本)所では正規職員15名と非常勤職員16名で2課1部門を構成し,障害者の雇用支援等については,主に就職促進指導官と就職支援ナビゲーターの2名で対応しています.前述の通り全国の多くのハローワークにみられる一般的な規模の体制と認識していますが,そんな中で障害者の就職件数は2014年度が71件,2015年度(平成27年度)については1月末段階で86件と,おかげさまで順調にその数を毎年伸ばせている現状にあります.
以上のような組織・沿革等を冒頭で極々簡単にご説明させていただきましたが,このたび,本号の企画・編集に携わられている宮崎宏興氏とのご縁から寄稿のお誘いを受け,最初は,当所のような,兵庫県内に14所ある公共職業安定所(ハローワーク)の中でも郡部に位置し,いわゆる小規模所に当たる立場からではふさわしくないのではと正直腰が引けたりもしました.しかしながらよくよく考え直してみますと,全国の多くのハローワークが同様の立地,規模の中で,それぞれの地域において「雇用におけるセーフティネット」としての役割を担い頑張らせていただいています.その立場からの情報として,全国の状況,厚生労働省・都道府県労働局の方針や取り組みのご紹介を以下の通りさせていただくことで,「地域」にある私どもハローワークの様子をいくらかでもお伝えでき,障害者雇用にかかわる支援の輪が広がることを期待しつつ,筆を執らせていただくことにしました.
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