学会長・大会長・学術集会長の言葉
第52回日本リハビリテーション医学会学術集会開催にあたって
里宇 明元
1
1慶應義塾大学医学部リハビリテーション医学教室
pp.346-347
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001200190
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2015年(平成27年)5月28日(木)〜30日(土)の3日間,朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンターで第52回日本リハビリテーション医学会学術集会を開催致します.メインテーマは,「今を紡ぎ,未来につなぐ」とさせていただきました.これは,リハビリテーション医学・医療に携わる者一人ひとりが,それぞれの置かれている環境や立場の中で,今できること,なすべきことを丁寧に紡ぎながら,学術集会という集いの場に成果をもち寄り,それぞれの糸を1本の太い糸に束ねて,力強く未来につなげていきたい,という願いを込めたものです.
リハビリテーション医学は,疾病,外傷,加齢等の要因により心身・生活機能に生じた「変化」を的確に診断・評価して,さまざま治療手段を駆使して,新たな状態への「適応」を創造的に支援する,すなわち「変化に対する適応をデザインする」医学ととらえることができます.そのような特質をもつリハビリテーション医学を通して社会への貢献を果たしていくために,第52回学術集会を,①サイエンスとしてのリハビリテーション医学が深化・進化する場,②研究・教育・臨床の実践能力が高められる場,③若手が活き活きと力を発揮できる場,④国内外のリハビリテーション関係者・団体,一般市民との連携が深まる場にしていきたいと考えております.
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