Japanese
English
症例報告
亜急性期皮膚筋炎患者に対する筋力トレーニングの負荷量の指標の開発と実践
Practice and development of indicators in load amount of strength training for a subacute dermatomyositis patient
打田 明
1
,
竹林 崇
1
,
花田 恵介
1
,
道免 和久
2
Akira Uchita
1
,
Takashi Takebayashi
1
,
Keisuke Hanada
1
,
Kazuhisa Domen
2
1兵庫医科大学病院 リハビリテーション部
2兵庫医科大学 リハビリテーション医学教室
キーワード:
皮膚筋炎
,
修正Borg scale
,
上肢・体幹筋力トレーニング
Keyword:
皮膚筋炎
,
修正Borg scale
,
上肢・体幹筋力トレーニング
pp.895-899
発行日 2014年7月15日
Published Date 2014/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100606
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Abstract:皮膚筋炎のリハでは急性期は筋への負荷を避け,CK値の正常化に合わせて運動負荷を漸増することが一般的といわれている.しかし,運動療法の開始時期や運動負荷量について一致した見解は得られていない.今回,亜急性期皮膚筋炎患者に対し,筋炎の再燃・増悪に配慮した筋力増強訓練とADL訓練を実施した.筋への各種運動負荷強度の設定としては,「筋疲労に対する主観的運動強度を修正Borg scale 3~4」,「翌日に筋疲労が残らない程度」,「CK値が上昇しない範囲」,といった基準を設定し,過用症候群を防止するよう努めた.その結果,無事に筋力増強とADLの拡大を認めた.亜急性期筋炎患者に対する訓練において,従来の一般的な指標に加えて,適宜過用症候群に対するリスク管理ができる主観的運動強度を用いた訓練を行う必要性を考える.
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