連載 わかろう! 知ろう! 楽しもう! スプリントのつくりかたPart 2【最終回】
簡単! エコ! 痙性抑制スプリント―形状の再考
林 正春
1
Masaharu HAYASHI
1
1JA静岡厚生連 リハビリテーション中伊豆温泉病院
pp.434-441
発行日 2013年5月15日
Published Date 2013/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.5001100116
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はじめに
今回で「わかろう! 知ろう! 楽しもう! スプリントのつくりかたPart 2」の連載が最終回となる.これまでに,関節リウマチ,手の外科,発達障害の各分野でご活躍されているOTの方々に,実際の臨床の現場で作製している数々のスプリントをご紹介いただいた.一つのスプリントを生み出すには,必ず物語「narrative」が存在する.その物語を基盤にスプリント療法は展開される.新しい取り組みは,新しい出会いを招き,経験が自信となり,“自分力”が高められ確信となる.
最終回は,このたびの連載を企画させていただいた筆者の脳血管疾患における痙性抑制スプリントを紹介する.本誌第41巻第9号(2007年8月号)第1回「わかろう! 知ろう! 楽しもう! スプリントの作り方Part 1」1)で一度紹介し,連載後全国のOTから問い合わせをいただいき,反響の大きさを感じた.今回は初めてでもつくりやすく,スプリント材の無駄を最小限にするべくデザインを単純化し,エコタイプへと進化させたものを紹介する.
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