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編集後記
伊熊 健一郎
pp.594
発行日 2005年10月15日
Published Date 2005/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900649
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〈日本産科婦人科内視鏡学会を開催して〉
1993年3月に本学会の前身であった第6回日本内視鏡外科研究会が当時宝塚市立病院外科部長であられた大橋秀一先生によって宝塚ホテルで行われました.参加された皆様にも記憶がおありかと思いますが,遠隔手術の到来を先取りしたLiveによる腹腔鏡下総胆管結石摘出術で固唾をのんで見守る会場の先生方のシーンが強烈な印象として脳裏に残っております.それから12年経過した今年2005年7月に同じ宝塚ホテルで第45回日本産科婦人科内視鏡学会を開催させて頂きました.
この間のわが国の産婦人科領域における内視鏡手術の進歩・発展は,他領域でもそうであるように目を見張るものがあります.手術内容をはじめ,安全性を目指した術式の開発や手技・手法の工夫,新たな器具や機器の開発,それらから生まれた適応の拡大や新たなチャレンジもあります.しかしその反面,残されている問題点や課題などもあります.今回は,それらのなかから企画し取り上げた幾つかを紹介します.
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