内視鏡外科手術に必要な解剖と術野の展開・15
下肢静脈
近藤 啓介
1
,
宮田 哲郎
1
,
重松 宏
1
1東京大学医学部血管外科
pp.239-243
発行日 2003年6月15日
Published Date 2003/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900413
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
近年の内視鏡下手術の発達に伴って,血管外科領域においても低侵襲治療を目的として内視鏡下手術が行われるようになってきた.とりわけ静脈系では,バイパスグラフト採取のための内視鏡下大伏在静脈採取術,下腿潰瘍(図1)などの下肢静脈うっ滞性病変1)に対する内視鏡下筋膜下穿通枝切離術が広く行われるようになってきた.
本稿では,内視鏡下手術を行う際の下肢静脈の解剖について述べる.
Copyright © 2003, JAPAN SOCIETY FOR ENDOSCOPIC SURGERY All rights reserved.