内視鏡外科手術に必要な解剖と術野の展開・4
小腸
永井 祐吾
1
,
太田 喜久子
1
,
瀧藤 克也
2
1和歌山県立医科大学附属病院中央内視鏡部
2和歌山県立医科大学附属病院第2外科
pp.351-355
発行日 2001年8月15日
Published Date 2001/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4426900247
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
内視鏡下手術の適応となる小腸病変は,十二指腸では十二指腸潰瘍による穿孔性腹膜炎あるいは狭窄が挙げられ,空腸・回腸では平滑筋腫あるいは脂肪腫などの良性粘膜下腫瘍やMeckel憩室のほか,癒着性イレウスの頻度が比較的高い.ここでは,小腸病変に対する内視鏡下手術に必要な解剖学的事項と,病変に応じたトロッカー挿入部位と術野の展開における留意点を述べる.
Copyright © 2001, JAPAN SOCIETY FOR ENDOSCOPIC SURGERY All rights reserved.