Conventional Instruments
アルゴンプラズマ凝固装置
北野 正剛
1
1大分医科大学第1外科
pp.380
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4425900138
- 有料閲覧
- 文献概要
アルゴンプラズマ凝固装置(Argon Plasma Coagu-lation 300:APC 300)は,アルゴンガスと電気手術装置のモノポーラーエネルギーを結合したもので,イオン化したアルゴンガスに乗せて電気メスの放電をより遠くへ飛ばすことより,組織を浅く均一に凝固するものである.過去10年以上にわたり,オープンサージェリーのほか,腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術において,表層からの大量の出血を凝固するために用いられてきた.エルベ社APC 300には豊富なアプリケーターが揃っており,オープンサージェリーや内視鏡下手術はもとより,3種類の軟性プローブ(直径1.5mm,2.3mm,3.2mm)による非接触性のアルゴンプラズマ凝固が,内視鏡下の止血術,腫瘍に対する焼灼術,食道静脈瘤の再発予防など幅広い分野での使用を可能とする.
Copyright © 1997, JAPAN SOCIETY FOR ENDOSCOPIC SURGERY All rights reserved.