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ビデオ縦隔鏡
岡林 寛
1
1福岡大学第2外科
pp.140
発行日 1997年4月15日
Published Date 1997/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.4425900097
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以前より,気管および気管支分岐周囲の病変の性状,肺癌例における縦隔浸潤の有無およびリンパ節の生検のために縦隔鏡は用いられてきました.ただし,操作部位が狭いために視界が悪く,術野はまさに操作をしている術者だけのものでした.
ここに新しくドイツカールストルツ社より開発されたビデオ縦隔鏡は,鏡管の横に4mmφ光学視管(テレスコープ)が取り付けられ,術者の見ている視界をモニター上に映し出すことを可能としました.この光学視管は縦隔鏡鏡管の外側に取り付けられているため,操作スペースを妨げることもありません.さらに,側方より挿入した際の視野のずれを防止する工夫として10度の斜視アングルが付けられています.
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