別冊秋号 透析と麻酔
PART2 透析患者の麻酔管理
コラム3 透析患者とのコミュニケーションのコツ
山川 浩子
1
1西クリニック 看護科
pp.85-88
発行日 2023年9月20日
Published Date 2023/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3104200360
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医療でのコミュニケーションの取り方は診療科や職種によって異なる。慢性疾患患者は,通院歴が長期にわたるため時間をかけて信頼関係の構築ができるが,救急患者の場合は,初めて会ったその場で病状把握のためのコミュニケーションがあり,コミュニケーションの取り方にも違いがある。コミュニケーションには言語と非言語があり,初めて会う患者には非言語コミュニケーションが重要となる。表情やしぐさ,視線や姿勢,態度,また声の高低や話し方など相手が不快に感じないように行う必要がある。医療の現場では常にマスク着用をしているため,こちらの表情が読み取りにくいことにも注意しながら,相手の表情を確認し思いが通じるように工夫することも重要である。
本稿では,筆者が学び経験し実践してきた透析患者とのコミュニケーションのコツについて紹介する。
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