特集 もっと知ろう透析患者の栄養と身体評価
[コラム]透析患者における塩分制限の課題
久間 昭寛
1
1兵庫医科大学循環器・腎透析内科学
キーワード:
塩分制限
,
体液貯留
,
血圧
,
透析間体重増加
Keyword:
塩分制限
,
体液貯留
,
血圧
,
透析間体重増加
pp.441-442
発行日 2023年4月10日
Published Date 2023/4/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002525
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塩分は体液を保持する働きがあるが,過度な体液貯留は高血圧や心不全の誘因となる.「慢性透析患者の食事療法基準」によると,週3回の血液透析患者では食塩 6 g/day未満,腹膜透析患者では腹膜透析除水量(L)×7.5+尿量(L)×5 gとされている.また,2020年にupdateされたKDOQI (the National Kidney Foundation’s Kidney Disease Outcomes Quality Initiative)においても,最適なドライウエイト(DW)を保つためにライフスタイルに合わせた塩分制限が勧められている.
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