特集 コマネジメント
Part 2 コマネジメントの“枝”
6.Frailtyの評価と臨床での活用—多様かつ複雑な高齢者の標準治療に組み込まれるべき概念
百武 美沙
1
Misa HYAKUTAKE
1
1慶應義塾大学医学部 医学教育統轄センター
pp.73-79
発行日 2023年9月1日
Published Date 2023/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901102
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患者の重症化・死亡リスクなど,さまざまなアウトカムを見定める際,患者の年齢のみではなく,Frailty assessmentを含む老年医学的評価を用いて,より適切な治療選択,そして意志決定を後押しする動きが近年主流になりつつある。本稿では,そもそもFrailty(フレイル)とは何か,なぜFrailtyを加味することが大切なのか,そして,どのようにFrailtyを評価し臨床で活用していくのかについて述べる。
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