特集 身体診察
各論編
8.手の診察—手を触れることから始まる,身体所見の宝庫
山田 万里央
1,2
,
北野 夕佳
1,2
Mario YAMADA
1,2
,
Yuka KITANO
1,2
1聖マリアンナ医科大学 救急医学
2聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院 救命救急センター
pp.105-114
発行日 2022年9月20日
Published Date 2022/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103901002
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画像検査が進む現代でも,手あてによる医療は大切にされている。
医療の場では初対面の挨拶としての握手に始まり,人生の最期を迎え,大切な家族や友人に手を握ってもらう患者を我々は見送っていく。
診察の際に手から得られる情報は多く,また初対面の患者の緊張を解くためにも,まずは手から診察を始める医師も多いと思われる。
本稿では,身体診察の入り口である手の診察について,膨大な知見のなかから,臨床上の優先度・有用度の高いもの(high yield)を共有したい。
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