特集 膠原病
【症状に対する診断的アプローチ】
6.眼,耳,鼻,口—感覚器に現れる症状と鑑別のポイント
野村 篤史
1
Atsushi NOMURA
1
1中部ろうさい病院 リウマチ・膠原病科
pp.359-368
発行日 2014年6月1日
Published Date 2014/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3103900360
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眼,耳,鼻,口には,リウマチ膠原病疾患の症状が生じやすい。眼,耳,鼻,口は重要な感覚器であるため,患者の自覚症状としても現れやすく,QOLや予後にも直結する問題である。早期の診断と治療のためには,それぞれの病変との鑑別疾患や特徴的な所見を把握しておくことが有用である。リウマチ膠原病疾患と類似の病変は,感染症や悪性腫瘍などでも呈することがあるため,診断には,眼,耳,鼻,口に現れた病変だけではなく,それ以外の症状とも合わせて総合的に判断することが重要である。
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