特集 集中治療の今と未来
【コラム】隣のICU回診を覗いてみよう!Part 2—藤田医科大学 救急総合内科編
日比野 将也
1
Masaya HIBINO
1
1藤田医科大学 救急総合内科
pp.722-723
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200809
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■藤田医科大学のICU
藤田医科大学は2つのICUをもつ。予定手術の周術期管理や小児・心臓外科疾患,そして院内急変の患者を担当するのが麻酔科管理の「院内ICU」で,もう1つが救急外来(ER)を経由して入院する重症患者を担当し,我々救急総合内科が受けもつ「救命ICU」である。救命ICUは8床のopen ICUであり,年間450〜500例(内因性疾患7割,外傷・中毒・熱傷で3割)が入院する。
救命ICUのスタッフは責任者である植西 憲達に続き,集中治療専門医で医師としての経験が10年程度のスタッフが1〜2名,レジデントが4〜5名で構成される。救急総合内科はICUだけでなくERと一般病棟general internal medicine(GIM)の3部門を管理する科であるため,レジデントはそれぞれの部門を数か月ごとにローテートしながら救急医療,総合内科,集中治療の幅広い知識と技量を学ぶ。「どんなセッティングでも患者にベストを提供できるgeneralistを育成する」ことが当科の教育目標である。
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