連載 国際学会へ行こう!
iSRRS annual meeting
奈良場 啓
1
1日立総合病院 救急集中治療科
pp.602-604
発行日 2019年7月1日
Published Date 2019/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102200670
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はじめに
iSRRSという学会をご存知だろうか。正式名称をInternational Society for Rapid Response SystemsというRapid Response System(RRS)についての国際学会である。
RRSは1995年頃から豪州や欧米を中心に広まり,最近ではアジアでも活発に取り組まれている院内救急対応システムで,「予期せぬ院内急変を未然に防ぐ」ことを目標としている。日本では,2008年に一般社団法人医療安全全国共同行動の行動目標として掲げられて以降,徐々に全国に広まり,発展を見せている。
RRSは集中治療だけでなくさまざまな要素を包含しているシステムであり,iSRRSも集中治療ど真ん中の学会ではないが,集中治療に携わる世界中の医療関係者が集う学会である。
今回,私がiSRRSへ参加して感じたことを踏まえて紹介したいと思う。
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