連載 集中治療室目安箱:ナース/ME,私の言い分
第9回:米国における集中治療看護師と,看護師の自立に必要なこと
岩田 恵里子
1
1Valley Anesthesia Inc. United Anesthesia:Harbor UCLA Medical Center
pp.136-139
発行日 2011年1月1日
Published Date 2011/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3102100018
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
■何かが違う米国看護への憧れ
私は日本の看護専門学校で看護師と保健師の免許を取得しました。卒業後は小児科病棟の看護師を数年経験し,その後,保健師として病院や区役所に勤務し,健診後のフォローアップや糖尿病患者の生活指導,母子保健指導や在宅看護などを行っていました。
私が卒業した頃は,ちょうど米国の看護が日本に紹介され始めていました。SOAP*1を使った看護記録,褥瘡専門の看護師の存在など,日本にはなかった新しい発想の看護にワクワクしました。米国で学び帰国した先輩看護師たちには,私たちとは何か違う雰囲気や物腰が感じられ,私のなかで米国看護への憧れが強くなっていきました。
Copyright © 2011, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.