発行日 2011年1月20日
Published Date 2011/1/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2011105457
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米国における癌看護高度実践看護師の役割などを、癌の先駆的な治療が行われているジョンズホプキンス病院があるメリーランド州に焦点を当て、メリーランド州でのNurse Practitioner(NP)およびOncology Clinical Nurse Specialist(OCNS)への半構成的面接などから検討した。米国においてNPは、1960年代に医療過疎部における医療の提供や医師不足を補う目的から導入された歴史的な背景があるため医療提供の側面が強く、検査のオーダー・実施・結果の判断、薬剤の処方など実践範囲が広い。一方、OCNSについては、各病棟所属のOCNS、癌センター全体のOCNSが存在し、病棟所属のOCNSは、病棟の予算、人事などを行うナースマネジャーと同等の立場で、臨床実践のスーパーバイズの役割を担い、癌患者への教育、新人・スタッフ教育などを行っている。
©Nankodo Co., Ltd., 2011