快人快説
令和4年度診療報酬改定からみる日本の医療—診療報酬改定を読み解く
山本 俊介
1
Shunsuke YAMAMOTO
1
1大阪大学大学院医学系研究科 麻酔・集中治療医学教室
pp.1217-1223
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202409
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はじめに
筆者は,従前より日本麻酔科学会社会保険部会および日本心臓血管麻酔学会保険委員会を拝命し,学会から技術を提案するという,保険適用に係る活動をしてきた。そして,令和2年4月から令和4年3月までは日本麻酔科学会の推薦により厚生労働省保険局医療課に人事交流で出向し,令和4年度診療報酬改定を厚生労働省の側から経験した。その経験を踏まえて,日常的に行われる診療行為に対しての評価や,2年に1度実施される診療報酬改定でどのような議論がなされるのかなどについて解説する。読者が専門医資格等を取得するために加入する各学会が,それぞれの医療技術を保険適用されるために行っている水面下での努力についても併せて紹介する。
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