徹底分析シリーズ 周術期抗菌薬とその周辺
麻酔科医を悩ませるイレギュラー1—患者に合わせた“テーラーメイド”の投与計画(投与量・投与間隔)を目指せ!
三谷 雄己
1
,
志馬 伸朗
1
Yuki MITANI
1
,
Nobuaki SHIME
1
1広島大学大学院医系科学研究科 救急集中治療医学
pp.268-271
発行日 2022年3月1日
Published Date 2022/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101202202
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周術期予防抗菌薬の適正使用は麻酔科医の重要な任務である。患者それぞれの抗菌薬治療歴や耐性菌リスク,術式を考慮した選択を心がける必要がある。しかし現実には,投与量や投与間隔といった投与計画は一連の全身麻酔の流れに組み込まれたルーチン対応となっているのではないだろうか?
本稿ではルーチンワークでは対応できない,麻酔科医を悩ませるイレギュラーな症例における投与計画について検討する。
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