連載 判例ピックアップ 第30回
非がん性慢性疼痛に対するオピオイド治療—医原性物質使用障害を回避するには
奥田 泰久
1
1獨協医科大学埼玉医療センター 麻酔科
キーワード:
麻薬
,
物質使用障害
,
SUD
,
オピオイドクライシス
,
ペンタゾシン
,
ブプレノルフィン
,
ベンゾジアゼピン系薬物
Keyword:
麻薬
,
物質使用障害
,
SUD
,
オピオイドクライシス
,
ペンタゾシン
,
ブプレノルフィン
,
ベンゾジアゼピン系薬物
pp.1196-1203
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201830
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●Summary
交通事故の後遺症と考えられる非がん性慢性疼痛に対して,医師から長期間,多数回,大量に医療用オピオイドやベンゾジアゼピン系薬物を投与された結果,物質使用障害substance use disorder(SUD)1)(メモ1)を含め,その副作用による損害が生じたとして,患者が医師と病院に対して賠償を求めた。
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