徹底分析シリーズ ペースメーカ使えますか?
rapid pacingの際の注意点—トラブル発生を見越した準備が重要!
加藤 純悟
1
Jungo KATO
1
1慶應義塾大学病院 麻酔科
pp.1066-1072
発行日 2020年10月1日
Published Date 2020/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201799
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近年日本でも施行施設・症例数が目覚ましく増加している経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)をはじめとする経カテーテル的治療では,rapid pacingによる心静止が頻繁に行われ,麻酔科医がペースメーカ機器を積極的に操作する機会が増えてきている。心機能が著しく障害されている患者に対するrapid pacingはさまざまな合併症をまねく恐れがあり,また迅速かつ正確なペースメーカの操作が要求されることから,一時ペーシングに対する正しい理解とトラブルに対する心得が必要である。
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