徹底分析シリーズ AIMS
AIMSと外部機器連携,HIS連携—連携すると便利に使えるが,そのためには共通のプロトコルが必要
斎藤 智彦
1
Tomohiko SAITO
1
1岡山ろうさい病院 麻酔科
pp.144-149
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201311
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電子カルテ導入に伴い,麻酔記録の電子化のためAIMSを導入する施設が増えている。AIMSをはじめとする自動麻酔記録システムは,われわれ麻酔科医を煩雑な記録業務から解放し,本来の麻酔業務に専念させてくれる。経時記録されたバイタルサインデータは,単なる麻酔記録にとどまらず,麻酔中の全身状態の把握にもきわめて有用である。シリンジポンプの薬剤投与情報が得られれば,麻酔薬の血中濃度シミュレーションを行うことも可能となる。AIMSと外部機器との連携およびHISとの連携について,現状と今後の課題について考える。
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