徹底分析シリーズ ダヴィンチ手術の現在地
泌尿器科領域のロボット支援下手術—優れた操作性による利点を生かしつつ,外科的合併症の低減に努める
佐竹 直哉
1
,
大野 芳正
1
Naoya SATAKE
1
,
Yoshio OHNO
1
1東京医科大学病院 泌尿器科
pp.860-863
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101201186
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
日本において,ロボット支援下前立腺摘除術robot-assisted radical prostatectomy(RARP)は2012年に保険収載を受けて日本全国に急速に広まり,ごく一般的な手術として泌尿器科医に受け入れられるようになってきており,さらに2016年4月には腎癌に対するロボット支援下腎部分切除術robot-assisted partial nephrectomy(RAPN)も保険収載され,各施設において適応が拡大している。
本稿では,泌尿器科領域で行われてきたロボット支援下手術robot-assisted surgery(RAS)における技術的な利点や合併症について述べ,さらに今後の展望や教育システムについても述べる。
Copyright © 2018, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.