連載 blockstories 超音波ガイド下末梢神経ブロック 実践49症例 その後
膝関節鏡手術の麻酔,その後—脊柱管ブロックから末梢神経ブロックへ
末盛 泰彦
1,2
1福岡リハビリテーション病院 麻酔科
2林整形外科医院
pp.382-384
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200834
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
「超音波ガイド下末梢神経ブロック②実践25症例」1)(2016年4月発行)で,超音波「プレスキャン」の意義について解説した。脊柱管ブロック(硬膜外・脊髄くも膜下ブロック)に際し,穿刺に先立って超音波診断=プレスキャンを行うことで適切な穿刺深度や刺入角度を予測でき,手技の確実性と安全性が向上する。例として膝関節鏡手術を挙げ,プレスキャン併用の硬膜外麻酔を最適な選択肢として示した。このとき,超音波ガイド下大腿神経ブロックfemoral nerve block(FNB)を,いわゆるプランBとして紹介したが,このプランBが環境によってはプランAになり得ることを示したい。
Copyright © 2017, MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD. All rights reserved.