症例検討 下肢の手術
閉塞性動脈硬化症の下肢切断術—重要な血管に異常はないか?
中上 美希
1
,
佐々木 順司
1
Miki NAKAGAMI
1
,
Junji SASAKI
1
1太田総合病院 麻酔科・ペインクリニック
pp.666-669
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200615
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症例
56歳の男性。身長170cm,体重64kg。閉塞性動脈硬化症arteriosclerosis obliterans(ASO)により,くるぶしから遠位の壊死が起き,下肢切断術below knee amputation(BKA)が予定された。40本/日×43年間の喫煙歴がある。糖尿病でインスリン治療を受けている。高血圧があり,オルメサルタン メドキソミル(オルメテックⓇ)とアムロジピン(アムロジンⓇ)と抗血小板薬を内服している。血圧は右上肢で140/90mmHg,左上肢で100/70mmHgであった。ヘモグロビン値9.8g/dL,CRP 12mg/dL。
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