症例検討 下肢の手術
糖尿病合併患者の壊疽に対する中足骨切断術—臓器虚血に配慮した全身麻酔を選択する
江木 盛時
1
Moritoki EGI
1
1神戸大学医学部附属病院 麻酔科
pp.670-672
発行日 2016年7月1日
Published Date 2016/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200616
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症例
57歳の男性。身長160cm,体重52kg。15年来の糖尿病があり,5年前から透析を導入されている。右足の壊疽があり,中足骨切断術が予定された。壊疽発生後,血糖コントロールも困難で,インスリンのスライディングスケールを導入されている。左前腕にシャントがあり,週3回血液透析を受けている。空腹時血糖は150〜220mg/dL,HbA1cは8.1%,手術前日に血液透析を実施する予定である。
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