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pp.1068-1071
発行日 2015年10月1日
Published Date 2015/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200415
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The New England Journal of Medicine
Editorial:
Bauer KA. Targeted anti-anticoagulants. N Engl J Med 2015;373:569-71.
Article:
Pollack CV Jr, Reilly PA, Eikelboom J, et al. Idarucizumab for dabigatran reversal. N Engl J Med 2015;373:511-20.
■ワルファリンと新規経口抗凝固薬の差は?
血栓症の予防や治療には,ワルファリンが伝統的に用いられてきた。ワルファリンは,ビタミンK依存性因子である凝固第Ⅱ(トロンビン),Ⅶ,Ⅸ,Ⅹ因子と,プロテインC・Sの活性を阻害する。ワルファリンの場合は,プロトロンビン時間-国際標準比(PT-INR)をモニターとして使用する必要がある。最近は,ダビガトラン,リバーロキサバン,エドキサバンなどの新規経口抗凝固薬が用いられるようになってきている。新規経口抗凝固薬は,第ⅡaまたはⅩa因子を直接阻害する。
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