徹底分析シリーズ アセトアミノフェン
薬物動態/薬力学的側面から—静脈麻酔薬のように血中・効果部位濃度を考えてみよう
小原 伸樹
1
Shinju OBARA
1
1福島県立医科大学 麻酔科学教室
pp.878-882
発行日 2015年9月1日
Published Date 2015/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101200371
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プロポフォールのtarget controlled infusion(TCI)やフェンタニルおよびレミフェンタニルの薬物動態シミュレーションが一般化したことで,それまで臨床現場では投与量と効果の関係しか議論されなかった静脈麻酔薬について,血中(効果部位)濃度も考慮されるようになり,これら麻酔薬に対する麻酔科医の理解が一挙に進んだ。
本稿では,アセトアミノフェンについても同様の視点から理解を深めてみたい。また,併用薬や合剤を使用する際の注意点を確認する。
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