症例検討 小児の末梢神経ブロック
新生児の動脈管開存症根治術―より少ない麻薬使用量で術後に穏やかな表情を
佐藤 慎
1
,
飯田 高史
1
Makoto SATO
1
,
Takafumi IIDA
1
1旭川医科大学 麻酔・蘇生学講座
pp.894-899
発行日 2014年9月1日
Published Date 2014/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102230
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
症例 生後42日,修正週数40週0日の男児。身長51cm,体重3kg。在胎34週0日に子宮内胎児発育不全intrauterine growth retardation(IUGR)のため,緊急帝王切開にて出生。出生時体重は1600g,合併症には呼吸促迫症候群および動脈管開存症patent ductus arteriosus(PDA)が指摘されており,新生児集中治療室(NICU)で挿管管理のもと,内科的治療を受けていた。経過中,呼吸状態は落ち着き,抜管されたが,内科的治療に抵抗するPDAに対し,外科的処置として動脈管結紮術が予定された。
Copyright © 2014, "MEDICAL SCIENCES INTERNATIONAL, LTD." All rights reserved.