症例検討 小児蘇生
敗血症性ショック―常に一歩先を読んだ状況判断を!
金澤 伴幸
1
Kanazawa, Tomoyuki
1
1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 麻酔・蘇生学講座
pp.156-161
発行日 2014年2月1日
Published Date 2014/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101102050
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症例
4歳の女児。身長103cm,体重19kg。3日続く発熱と咳があり,救急外来を受診。意識は痛みに反応あり,体温39.2℃,心拍数152bpm,血圧68/40mmHg,呼吸数32回/min,経皮的末梢動脈血酸素飽和度(SpO2)93%(room air)。初期蘇生のサポートを要請された。児はPierre Robin症候群で,乳児期に口唇裂および口蓋裂の手術を受けており,挿管困難の既往がある。
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