症例検討 脳神経外科緊急手術
頭部外傷患者の緊急手術―系統的な初期診療でPTDをなくし,周術期も外傷診療の一部であることを念頭におく
吉村 真一朗
1
,
祖父江 和哉
1
Shinichiro YOSHIMURA
1
,
Kazuya SOBUE
1
1名古屋市立大学大学院医学研究科 麻酔・危機管理医学分野
pp.164-168
発行日 2013年2月1日
Published Date 2013/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101751
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症例
60歳の男性。身長165cm,体重95kg。道路歩行中,時速70kmで走行中の普通自動車にはね飛ばされた。救急隊現場到着時,意識レベルはJapan coma scale(JCS)Ⅰ-3,呼吸数25回/min,血圧150/70mmHg,心拍数100bpm,体温は正常であった。右前額部に挫創と打撲痕あり。救急隊の判断でload and goの適応となり,救急車にて搬送となった。
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