症例検討 新生児手術の麻酔
壊死性腸炎―狭い安全域の生理状態を維持すること出血時,輸液・輸血のタイミングと量が重要
糟谷 周吾
1
Shugo KASUYA
1
1国立成育医療研究センター 手術集中治療部 麻酔科
pp.1110-1116
発行日 2012年10月1日
Published Date 2012/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101661
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症例
胎児機能不全により,在胎30週で緊急帝王切開にて出生した男児。出生時体重は1200g。生後7日目,腹壁の膨張と皮膚色の変化から腹部X線を撮影したところ,腹腔内に遊離ガス像を認めた。血圧低下傾向のため,新生児集中治療室(NICU)でドパミンの投与が開始された。
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