特集 クリティカル・ケアを極める—一歩進んだ総合内科医を目指して
内科クリティカル・ケア実践編─このパターンを押さえれば8割は対応可能
高血糖緊急症のマネジメント
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院総合診療科
pp.1566-1569
発行日 2018年9月10日
Published Date 2018/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402225798
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Point
◎補液は生理食塩水もしくはリンゲル液で循環不全を改善するように十分量投与するが,補液過多に注意する.
◎血糖は50〜70mg/dL/時で低下することが多いが,有効血清浸透圧の変化は最小限にとどめる.
◎血糖が200〜300mg/dLとなれば糖を補充しインスリン量を減ずる.
◎Kの補正は重要だが,アシドーシスと低P血症の補正の必要性には議論がある.
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