徹底分析シリーズ 病的肥満の治療と麻酔
病的肥満の動向と診断基準―肥満症は日本発!診断基準も日本人の特徴に沿っています
羽田 裕亮
1
,
山内 敏正
1
,
門脇 孝
1
HADA, Yosuke
1
,
YAMAUCHI, Toshimasa
1
,
KADOWAKI, Takashi
1
1東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科
pp.94-96
発行日 2011年2月1日
Published Date 2011/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101101128
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2006年に日本肥満学会によって『肥満症治療ガイドライン』が制定された。このガイドラインで肥満はBMI25以上と定義されており,病的肥満すなわち肥満症の現在の定義は「BMI25以上を肥満とし,肥満がありかつ肥満に関連する合併症を起こしている,もしくは起こすことが予想される場合で,医学的に治療を必要とする状態である場合に肥満症となる」である。
本稿では,肥満症における日本の基準と海外の基準の比較について述べる。
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