連載 Pharmacognomyへの招待
2-[(3RS)-2,6-Dioxopiperidin-3-yl]isoindoline-1,3-dione
中木 敏夫
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1帝京大学医学部 薬理学講座
pp.474
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100658
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今月は2-[(3RS)-2,6-Dioxopiperidin-3-yl]isoindoline-1,3-dioneを取り上げる。
基本骨格はisoindoline(図1a)であり,[ ]内をXとおくと,2-[X]isoindoline-1,3-dioneとなる。イソインドリンの2位にXが結合し,1, 3位にケトン基が結合しているから図1bのようになる。Xはピペリジン(図1c)が基本骨格である。この2位と6位に酸素原子が結合し,3位を介してisoindolineと結合している。それゆえに,Xは図1dのようになる。全体の構造式はeのようになる。
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