症例検討 産科救急の麻酔
ヘパリンを投与している患者が誘発予定日前に自然陣発したときの対応
大瀧 千代
1
Chiyo OTAKI
1
1Obstetrical Anesthesiology, Cleveland Clinic
pp.354-356
発行日 2009年4月1日
Published Date 2009/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100633
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症例
35歳(4経妊,0経産)。不育症の診断で妊娠初期より低用量アスピリンとヘパリンカルシウムを処方されている。無痛分娩希望のため,38週0日で誘発分娩を計画した。37週0日で低用量アスピリンは中止し,ヘパリンカルシウムをへパリンの持続静脈内投与(1万単位/日)に変更し,誘発の前日の朝にへパリンを中止する予定であったが,誘発予定日前に自然陣発した。
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