連載 Pharmacognomyへの招待
(±)-N-Benzyl-N-[3-isobutoxy-2-(1-pyrrolidinyl)propyl]aniline hydrochloride hydrate
中木 敏夫
1
1帝京大学医学部 薬理学講座
pp.176
発行日 2009年2月1日
Published Date 2009/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100595
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今月は(±)-N-Benzyl-N-[3-isobutoxy-2-(1-pyrrolidinyl)propyl]aniline hydrochloride hydrateを取り上げる。
[ ]内をXとおくと(±)-N-Benzyl-N-[X]aniline hydrochlorideとなる。anilineの構造式は図1aのようである。この窒素原子にbenzylとXが結合しているから図1bのようになるXは,1-pyrrolidinylをYとおくと3-isobutoxy-2-(Y)propylとなる。この構造式は図1cのようである。Yは1-pyrrolidinylであるが,pyrrolidineは図1dのようであり,1位を介して他と結合しているから1-pyrrolidinylは図1eのようになる。以上をすべて結合すると図1fのようになる。
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