連載 A.M.C.心臓手術と麻酔:第2回
僧帽弁閉鎖不全症(MR)に対する弁形成術
吉田 和則
1
,
内藤 嘉之
2
,
井出 雅洋
3
1明石医療センター 心臓血管外科
2明石医療センター 麻酔科
3神戸麻酔アソシエイツ
pp.602-611
発行日 2007年6月1日
Published Date 2007/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100347
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症例
患者は59歳の女性,身長152cm,体重52kg,体表面積BSA 1.47m2。最近になって労作時呼吸困難を自覚するようになり,当院を受診された。臨床症状から,NYHAII度の心不全と診断された。心臓超音波検査を施行したところ,重症の僧帽弁閉鎖不全症mitral regurgitation(MR)を認め,その原因として僧帽弁後尖の腱索断裂が疑われた。僧帽弁後尖切除縫合と弁輪形成による僧帽弁形成術が予定された。
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