症例検討 気道確保したはずなのに…
全身麻酔下で気管切開をしたが,どうも呼吸状態がおかしくなった
小幡 由佳子
1
,
土井 松幸
1
Yukako OBATA
1
,
Matsuyuki DOI
1
1浜松医科大学医学部附属病院 集中治療部
pp.290-292
発行日 2007年3月1日
Published Date 2007/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100257
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症例
72歳の男性。身長163cm,体重56kg。脳出血を起こした後,植物状態となった。現在,内径8.0mmのチューブで気管挿管されており,FIO2 0.4,1回換気量500ml,換気回数12回,呼気終末陽圧5cmH2Oで人工呼吸されている。気管切開が予定された。内径8.5mmの気管カニューレが挿入され,麻酔回路につなげたが,うまく人工呼吸できない。
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