徹底分析シリーズ 意識下挿管
盲目的経鼻気管挿管
横田 美幸
1
Miyuki YOKOTA
1
1癌研有明病院 麻酔科
pp.138-143
発行日 2007年2月1日
Published Date 2007/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100215
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喉頭鏡,ビデオ喉頭鏡,喉頭・気管支ファイバースコープ,スタイレットスコープなど,種々の器具が開発され,喉頭・声門を直接観察して,気管挿管する方法が今や主流である。「盲目的経鼻気管挿管」は,今日ではあまり臨床で行われることは少なくなっているが,それほど難しくなく実施可能なので,麻酔科専門医として習得しておくと有用な手技である。普段から使用しない手技は,緊急時に役に立たないので,日常臨床にて修練しておく必要がある。
本稿では特別な補助器具を用いない「盲目的経鼻気管挿管」を主に述べるが,種々の器具を用いた確実な気管挿管の習得は重要であり,麻酔科専門医として必須である。
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