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pp.936-937
発行日 2008年9月1日
Published Date 2008/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100200
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Anesthesiology
Editorial:
Butterworth J. Dobutamine : too dangerous for routine administration? Anesthesiology 2008 ; 108 : 973-4.
Article:
Fellahi JL, Parienti JJ, Hanouz JL, et al. Perioperative use of dobutamine in cardiac surgery and adverse cardiac outcome : propensity-adjusted analyses. Anesthesiology 2008 ; 108 : 979-87.
心臓手術においてはしばしばカテコールアミンやホスホジエステラーゼⅢ阻害薬などの強心薬が用いられる。選択されるカテコールアミンの種類や投与量は,施設,心臓外科医,麻酔科医などにより異なっている。冠動脈バイパス術(CABG)の場合,強心薬の使用率は5%から100%と大きな開きがある。Fellahiは,カテコールアミン(主としてドブタミン)が,施設のガイドラインや,定められたアルゴリズムなしにしばしば用いられているが,人工心肺後に麻酔科医が臨床的判断により用いられることにより,むしろ患者の予後を悪化させているかもしれないと考えて,この研究を行った。
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