連載 知識をいかに体系化するか
マッチング:医学史・科学史のマッチング不良の例
諏訪 邦夫
1
1帝京短期大学
pp.822-823
発行日 2008年8月1日
Published Date 2008/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.3101100175
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少し前にマッチング不良ということを書いて,業績評価に長い時間を要した例として,音楽家ブルックナーとクエン酸回路のクレブスを挙げました。そこで今回は,医学と科学の歴史のミスマッチの例を考えます。極端なミスマッチ,つまり完全に埋もれた才能や業績は評価できないので,ここでは評価に時間がかかりながら現在では高く評価される例を中心とします。
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