特集 呼吸器診療の悩ましい「分かれ道」—プロは何を選ぶか?
Ⅱ.疾患
睡眠時無呼吸の分かれ道
富田 康弘
1
1国家公務員共済組合連合会虎の門病院睡眠呼吸器科
キーワード:
睡眠ポリグラフ検査
,
PSG
,
簡易モニター
,
持続陽圧呼吸療法
,
CPAP
,
口腔内装置
,
OA
Keyword:
睡眠ポリグラフ検査
,
PSG
,
簡易モニター
,
持続陽圧呼吸療法
,
CPAP
,
口腔内装置
,
OA
pp.455-463
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680730030455
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ここが分かれ道
●睡眠時無呼吸を疑うきっかけは様々だが,検査をせずにリスクを評価することは難しい.まずは検査を実施できる医療機関に辿り着けるかどうかが患者にとっての分かれ道である.
●入院を要するPSGへの敷居が高いために,適切な診断が得られていないケースがある.睡眠専門施設との医療連携を通じて選択肢の幅を広げることで初めて,分かれ道を選択することができる.
●睡眠時無呼吸の治療はCPAPだけではない.治療を行う意義も個別に考える必要があり,AHIの数値のみで進む道を決めるのは必ずしも適切でない.

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