特集 あらためて考える—肺癌周術期治療 課題とこれから
Ⅳ.白金製剤を用いた周術期治療
術後治療:白金製剤,テガフール・ウラシル配合剤を用いた術後補助化学療法,放射線療法
和久田 一茂
1
1静岡県立静岡がんセンター呼吸器内科
キーワード:
術後補助化学療法
,
テガフール・ウラシル配合剤
,
シスプラチン
,
ビノレルビン
,
術後放射線療法
Keyword:
術後補助化学療法
,
テガフール・ウラシル配合剤
,
シスプラチン
,
ビノレルビン
,
術後放射線療法
pp.56-66
発行日 2025年2月1日
Published Date 2025/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.243232680730010056
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POINT
●術後病理病期Ⅱ-ⅢB期の完全切除,非小細胞肺癌に対して,シスプラチン+ビノレルビン併用療法による術後補助化学療法の有効性が示されている.
●病変全体径が>2〜≦5cmの完全切除例では,テガフール・ウラシル配合剤による術後補助化学療法の有効性が示されている.
●完全切除,非小細胞肺癌に対する術後放射線療法の有効性は限定的である.
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