巻頭言 
                        
                        
                
                  
                  
                  
                  
                            
                                    
                                    
                                    
                                    
                            
                            
                
                
                
                            
                            
                  
                            
                                
                            
                        
                
                
                
                            
                        
                
                
                            
                            
                            
                  
                            
                                    
                                    文化への生理的条件
                                    
                                    
                            
                            
                        
                
                
                            
                            
                                
                                    
                                        
                                            
                                                赤堀 四郎
                                            
                                            1,2
                                        
                                        
                                        
                                        
                                            
                                        
                                    
                                
                                
                                    
                                
                            
                        
                
                
                
                
                  1阪大
                
                
                  2東大
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                
                            
                            
                        
                
                            
                            
                        
                
                pp.97
                
                
                
                  
                  
              
              
              
                  発行日 1957年6月15日
                  Published Date 1957/6/15
                
                
                
                DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905944
                
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- 文献概要
電車が停つて,降りる人がまだ残つているのに,若いサラリーマンや学生が,老人や子供を押し退けても,吾先きにと乗り込もうとする。
こんなあさましい光景を,郊外から都心へ通勤しているものが毎日見なければならないのは全くやりきれない。ところで,この様なことを分別振つた知識人は次の様に批判する。「これこそ日本人の教養の低さと,公徳心の少いことを示すもので,外国の観光客などがこれを見たら,日本人は何と云う野蛮な国民だろう。と云うに違いない。もつと日本人の徳性を高めなければならない」と。
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